撮影 2007年6月、2008年4月:パラオ セントカーディナル
水深-8m~-10m 大きさ約70mm~80mm
撮影 2013年6月:フィリピン・マクタン島 水深 -5m 大きさ約70mm
撮影 2015年9月:フィリピン・ナルスアン島 水深-8m 大きさ約70mm~80mm
撮影 2017年2月:フィリピン・ナルスアン島 水深-8m 大きさ約70mm~80mm
アトヒキテンジクダイ 学名 Taeniamia macroptera
スズキ目 / テンジクダイ科 / アトヒキテンジクダイ属
英名 Duskytail Cardinalfish
生息域 小笠原諸島母島、琉球列島、台湾南部、香港、東インド ~西太平洋
(スリランカ以東:オーストラリア沿岸を除く)、サモア諸島など。
内湾の珊瑚礁域や岩礁域の水深が 2m~20mほどの礁原の珊瑚の隙間や岩壁や
岩穴などで日中は隠れていて、夜になると外に出てきて同属他種などと混生した
群れを形成して浮遊しております。
臀鰭の軟条数は13~15、体地色は淡茶色にて体側面に黄色もしくは橙色の細い
横縞が多数入り、尾柄部に黒色の大きな斑紋がありますが、周りを黒色の太い
横帯に囲まれており不明瞭な個体も観察されます。
以前では本種の学名は Archamia macroptera とされてましたが、2015年に
テンジクダイ科の再分類に伴い、Taeniamia macroptera へと改められました。
なので国内で販売されている図鑑などでは、ほぼ Archamia macropteraa と
して紹介されておりますので注意が必要です。
なお同時に国内に生息しているアトヒキテンジクダイ属の他の3種の学名も
改められましたので、参考までにご紹介させていただきます。
スミツキアトヒキテンジクダイ 学名 Taeniamia kagoshimanus
撮影 2011年10月:沖縄本島 謝名瀬 水深-18m 大きさ約80mm
鰓蓋の上部後方に濃赤色か暗色の斑紋が入りますが不鮮明な個体も多い為、臀鰭の
軟条数が16~18である事で本種との区別が可能です。
フタホシアトヒキテンジクダイ 学名 Taeniamia biguttata
撮影 2016年1月:インドネシア・バリ島 トランベン 水深-16m 大きさ約80mm
近似種の フタホシアトヒキテンジクダイ は、鰓蓋の上部後方に暗色の斑紋が入る事や、
眼から下方向に黒色の太い横帯が入る事などで本種との区別が可能です。
クロオビアトヒキテンジクダイ 学名 Taeniamia zosterophora
撮影 2016年1月:インドネシア・バリ島 ムンジャンガン 水深-8m 大きさ約80mm
体側面の中央に黒色の太い横帯が入る事などで本種との区別が可能です。
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