ダンゴウオ

ダンゴウオ科


撮影 2010年1月:宮城県女川町石浜 水深-8m 大きさ約20mm


撮影 2011年1月:宮城県女川町石浜 水深-8m 大きさ約20mm




撮影 2014年3月:三重県南伊勢町相賀 水深-10m 大きさ10mmぐらい

ダンゴウオ  学名 Eumicrotremus awae
 スズキ目 / カサゴ亜目 / ダンゴウオ科 / イボダンゴウオ属
生息域 宮城県、千葉県、静岡県~三重県志摩地方の太平洋沿岸

沿岸の岩礁域の水深が 3m~20mほどにて生息しておりますが、冬の時期は
タイドプールでも観察されます。
成長しても50mmほどの小型種にて腹鰭は吸盤状になっており、体表面には
皮質小突起が無く円滑にて、眼窩間と眼窩下に感覚孔が無い事などが特徴です。
体色は赤色や茶色、緑色など変異が大きく、幼魚の頃は頭部に太い白色の
輪状模様が有りますが、成長すると共に消失します。


撮影 2010年1月:宮城県女川町石浜 水深-10m 大きさ約20mm

撮影 2011年1月:宮城県女川町石浜 水深-8m 大きさ約20mm
サクラダンゴウオ  学名 E.uenoi
こちらは近似種の サクラダンゴウオ 眼窩間と眼窩下に感覚孔が有る事などで
本種との区別が可能です。
2017年の発表時には大まかに太平洋沿岸に生息するのが本種で、日本海沿岸に
生息するのは サクラダンゴウオ とされてましたが、日本海沿岸で観察した
個体でも眼窩間と眼窩下に感覚孔が無い個体も多く、個人的には生息域での
区別には疑問が残ります。

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