テングチョウチョウウオ

チョウチョウウオ科

初めて一眼カメラを持って潜水した時はシャッターを押したらその瞬間に
写真が撮れる事に感動し撮りまくりました。
今まで証拠写真しか撮れ無かったのに前鰭全開写真が撮れる。
チョウチョウウオ科の生物もその中のひとつです。



テングチョウチョウウオの幼魚 学名 Chaetodon selene
 スズキ目 / チョウチョウウオ科 / チョウチョウウオ属
撮影 20016年4月:高知県大月町柏島 水深-18m 大きさ40mmぐらい
英名 Yellow-dotted butterflyfish 
生息域 伊豆諸島、小笠原諸島、伊豆半島以南の太平洋岸 ~ 琉球列島、西部太平洋域、
    インド洋など。

水深が50m以浅の岩礁域や珊瑚礁域に生息しておりますが、個体数は少なく
観察できる機会は少ないです。
体地色は白色にて体側面に点列状の斜帯が入りますが個体によっては斜帯の
色彩が薄い個体も観察されます。
背鰭軟条基部の真ん中あたりから尾柄部を通り臀鰭上方にまで達する黄色で
縁取られた太い黒色帯が走り、背鰭先端の頭頂部から眼の上を通り顎の下まで
太い黒色帯が入りますが成長とともに目の下側の帯は黄色に変わります。


撮影 20010年7月:高知県大月町柏島 水深-16m 大きさ70mmぐらい

種小名の “selens” は「月」を意味しており背鰭軟条基部の真ん中あたりから、
尾柄部を通り臀鰭上方にまで達する太い黒色帯が、三日月の形で有ることが
由来とされており、和名の”テンク”は本種の吻が天狗の鼻の様に見える事から
つけられたそうです。

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