アカテンモチノウオの若魚

ベラ科


アカテンモチノウオの若魚 学名 Cheilinus chlorourus
スズキ目 / ベラ科 / モチノウオ属

撮影 2013年1月:フィリピン・マクタン島 水深-18m 大きさ約150mm
英名 Floral wrasse
生息域 三宅島、大瀬崎、静岡県加茂、高知県、屋久島、琉球列島
                    ~ 中、西部太平洋域、インド洋など。

岩礁域や珊瑚礁域の水深が15mぐらいの潮通しの良いところに生息していて、
主に甲殻類や軟体動物などのベントス(底生動物)を捕食しております。
背鰭軟条数は8~9軟条、雄の成魚の尾鰭は上端と下端の軟条が伸長しますが、
雌は上端の軟条だけが伸長し、雄雌ともに中央部が膨らみます。
体地色は茶褐色ですが、白色の模様が入る個体や全身が茶褐色の個体など個体差が
多く見られ、主に体側面に白色の小斑点が多数散在していて背鰭の基底部に白色の
班紋が等間隔に並び、縦線尾鰭に太い白色の横帯が入ります。

今回観察した時は、本種の習性通りに砂底に開いてる穴に口を突っ込んでバタバタと
していて、同様にベントスを捕食する習性の カワハギ とは違って、結構、スムーズに
食べてないんだと思ってました。

カメラを向けるとその行動を中止して泳いでいきましたが、その穴をよく見ると
穴の中には モンハナシャコ との姿が・・・
バタバタしてたのは捕食行動ではなくて格闘してたんですね、きっと。

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