スミツキオグロベラ

ベラ科

撮影 2008年7月:高知県大月町柏島 勤崎 水深-35m 大きさ約100mm


撮影 2009年4月:高知県大月町柏島 勤崎 水深-40m 大きさ約120mm

スミツキオグロペラ 学名 Pseudojuloides mesostigma
 スズキ目 / ベラ科 / オグロベラ属
英名 Sidespot Wrasse、Blackpatsh Wrass など
生息域 高知県柏島、屋久島、沖縄諸島以南の琉球列島、フィリピン諸島、
    ミルン湾(パプアニューギニア)など。

珊瑚礁外縁の礁斜面や岩礁域の水深が25m~45mほどの砂磯底付近を単独で
遊泳しております。
雄の体色は体側面の中央は濃緑色にて背部と腹部は明緑色、背側に青水色の
不規則な虫食い模様が入り、体側面の中央部は背鰭から幅太い四角形の黒色
模様に染まります。
背鰭の前側と腹鰭、臀鰭は黄色にて、尾鰭は黒色にて後端は半透明色です。
雌と幼魚の体色は体側面の中央は桃色にて背部は濃桃色、腹部は白色にて、
吻端に白色の斑紋が入ります。


撮影 2013年5月:高知県大月町柏島 勤崎 水深-35m 大きさ約100mm

多くのベラ科の生物はスーッと泳いで止まって再びスーッと泳いで止まると
言った動き方で止まる瞬間に各鰭を開きますが、本種はスースーッと泳いで
素早く反転して再びスースーッと泳ぎ、止まる瞬間がありません。
撮影は非常に難しくてほとんどがダメダメ写真ばかりで、1枚目の写真は
奇跡の1枚です。

オグロベラ 学名 P.cerasinus
雄:撮影 2017年11月:高知県大月町柏島 後浜 水深-18m 大きさ約80mm
近似種の オグロペラ は体側面に青色と黄色の太い縦帯が入る事などで区別が
可能です。

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