イソコンペイトウガニ

クモガニ科


撮影 2008年9月:高知県大月町柏島 後浜 水深-8m 大きさ甲長約30mm




撮影 2011年12月:和歌山県紀伊大島須江 内浦 水深-50cm 大きさ甲長約30mm

イソコンペイトウガニ 学名 Hoplophrys oatesii
 十脚目 / カニ下目 / クモガニ科 / イソコンペイトウガニ属 
英名 Candy crab
生息域 相模湾以南の南日本 ~ インド洋、太平洋、オーストラリアなど

岩礁域の水深が 3m~30mほどの礁原や傾斜面に生息するトゲトサカ等の
ウミトサカ類に共生しており、それらのホストの枝内に隠れる様にして
生息しております。
甲は洋梨型にて触覚部や甲面、歩脚、鋏脚など全身にわたって突起があり、
体地色は乳白色ですが、ホストの色彩に合わせた明赤色や濃赤色、橙色等の
縞模様をしていて、全身の各突起などにホストのポリプを付着させるなど
上手く擬態しております。

体が尖った突起が散在していてお菓子の金平糖に似ていることが、和名の
由来になっております。
とは書いたものの、今の若者達に金平糖なる御菓子が通じるのだろうか?
色んな甲殻類系の図鑑や書籍にはごく普通に金平糖と書いてありますが、
これらの文章を書いているご先輩方々は勿論知っているとしても、10年後に
通じるかどうかはちょっと疑問ですね。

コメント