ヒメスズメダイ

スズメダイ科


撮影 2017年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-4m 大きさ約35mm

ほとんどの地域では群れを成して遊泳していますが、内裏ビーチでの本種は毎年
1~2個体が他のスズメダイに混じって遊泳しています。

ヒメスズメダイ 学名 Chromis vanderbilti
スズキ目 / スズメダイ科 / スズメダイ属
英名 Blackfin chromis
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島、和歌山県、高知県、屋久島
         ~ 琉球列島、台湾南部、香港、インド洋、西部太平洋域など。

水深が 2m~20mほどの珊瑚礁外縁や、潮通しの良い浅い岩礁息に群れを成して
生息しております。
スズメダイ属の中では体高は低めの小型種、体地色は明るめの薄茶色にて背面は
暗色、体側面に青色の点列状の縦線が5本入ります。
背鰭と腹鰭は体地色と同色にて臀鰭は黒めの紺色、腹鰭の前側と背鰭と臀鰭は
水色で縁取られます。
また尾鰭も体地色と同色ですが両葉の先端が暗色に染まります。


撮影 2014年9月:高知県柏島 水深-3m 大きさ約30mm


撮影 2016年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-5m 大きさ約30mm

日中の本種は常に遊泳しており立ち止まる事はほぼありません。
なので進行方向を変える一瞬を狙って撮影しますが、各鰭を開いた姿の撮影は
困難を極める難しい種にて、冒頭の2枚の画像はほぼ奇跡です。

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