クチバシカジカ

クチバシカジカ科


撮影 2011年1月:宮城県女川町 石浜 水深-8m 大きさ約70mm



抱卵中:撮影 2010年1月:宮城県女川町 石浜 水深-5m~8m 大きさ約70mm



抱卵中:撮影 2010年1月:宮城県女川町 石浜 水深-5m~-8m 大きさ約70mm

クチバシカジカ 学名 Rhamphocottus nagaakii
スズキ目 / クチバシカジカ科 / クチバシカジカ属
生息域 岩手県沿岸、宮城県志津川湾、女川湾など

岩礁域の水深が165m以浅の浅い水深にて斜面や岩壁の切れ目や穴の天井の
穴奥などに隠れる様に生息にしております。
頭部が著しく大きく全身の1/2を占めるほどにて、吻は尖り前方に突出して
おり、体および頭部は棘状突起で被われております。
体地色は白色や薄黄色、橙色、赤色など多色におよび、頭部や体側面には
茶褐色や暗褐色の不規則な帯模様が入る個体や入らない個体など様々な
バリエーションに富んでおります。

以前には北米沿岸などに生息する Grunt sculpins R.richardsonii と同じ種と
考えられておりましたが、2022年に遺伝子の塩基配列が 6%以上異なる事より
別種の日本固有種との研究結果が発表されました。

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