アカタマガシラの幼魚

イトヨリダイ科



撮影 2015年11月:和歌山県紀伊大島須江 内浦 水深-26m 大きさ約25mm


撮影 2012年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦 水深-20m 大きさ約25mm

アカタマガシラの幼魚  学名 Parascolopsis akatamae
 スズキ目 / イトヨリダイ科 / タマガシラ属
英名 Rosy dwarf monocle bream
生息域 房総半島以南の太平洋岸 ~ 西部太平洋域、インド洋など

岩礁域の水深が 25m~200m位の深い水深の砂底や砂泥底の中層を遊泳して
生息しており、希に浅い水深でも観察が出来ます。
体型は長楕円形でやや側偏しており、背鰭は10棘9軟条にて臀鰭は3棘7軟条、
体地色は赤みを帯びた白色にて、体側面の中央に1本の黄色の縦帯が入り、
背鰭の基部前方に幅広の横帯状の暗赤色の斑紋が入ります。

これは自分だけかも知れませんが、毎年内浦ビーチがオープンした頃にだけ
観察できており、不思議と11月~12月頃には観察できなくなります。
4月~9月の期間には潜水できないポイントだけにその期間に観察出来るのか?
確認したいものです。

参考までに本種は以前は P.eriomma の学名でしたが 2020年に新種として
エンビアカタマガシラ が発表され既存の学名 P.eriomma が割り当てられて
本種の学名が改められました。
両種の違いは頭部の色彩と尾鰭の形、そして青色の光を照射した場合に
蛍光するパターンの違いですが、これらの違いは遊泳している写真での
識別はほぼ無理でしょうね。

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