マダイ

タイ科


マダイの幼魚  学名 Goniistius zonatus
 スズキ目 / タイ科 / マダイ属
撮影 2012年8月:福井県越前町 水深-8m 大きさ約25mm
生息域 北海道以南 ~ 尖閣諸島、朝鮮半島南部、東シナ海、南シナ海、台湾など。
( 奄美諸島、沖縄諸島には生息していない )

水深が30m ~200mぐらいの岩礁域や、砂礫底などに生息しておりますが、稚魚から
若魚ぐらいまでの成長段階では、内湾部や沿岸域の藻場や岩礁付近の砂地などで過ごし、
2年 ~ 3年魚位まで育つと、水深のある沖合いから大陸棚へ移動し、産卵期にだけ
浅海域に戻ってきます。

体地色は赤っぽい白色にて複部は白色、体側面の全体に鮮やかな青色の小点が散在して
おり、尾鰭の後縁部は黒くて、尾鰭下葉の下部と、背鰭、腹鰭、臀鰭が青白色をして
おります。
お祝いの席などで見慣れた本種も、幼魚の頃はまるでハナダイの様な可愛いらしさに
あふれております。



撮影 2012年8月:福井県越前街 学校下 水深-8m 大きさ約40mm

こちらは幼魚のナイトカラー。
体側面の太い横帯の淡褐色が昼間の色彩より濃く変化し、背鰭や腹鰭、臀鰭などの鰭膜の
金色みかがった色も濃くなり、体側面の青色小点が昼間よりも目立つ様に変化します。

本種の様に夜になると色彩変化をする生物が多く、甲殻類や頭足類の活動も活発に成りと
やはりナイトダイビングは面白いですよ~。

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