シノビハゼ

ハゼ科


撮影 2011年10月:沖縄本島 謝名瀬 水深-18m 大きさ約50mm



撮影 2006年3月:奄美大島 倉崎海岸 水深-12m 大きさ約50mm



撮影 2007年2月:パラオ コロール島 水深-16m 大きさ約50mm


撮影 2006年11月:サイパン オブシャンビーチ 水深-12m 大きさ約50mm

シノビハゼ 学名 Ctenogobiops pomastictus
 スズキ目 / ハゼ科 / シノビハゼ属
英名 Goldspeckled Shrimpgoby、Goldspecked prawngoby など
生息域 屋久島、琉球列島、インド洋~太平洋など

内湾の中ほどから湾奥の水深が 1m~15mほどの珊瑚礁域の礁池や
礁湖、礁原などの砂底や礫砂底、砂泥底でテッポウエビ類と共生して
おります。
体地色は白色にて、吻に明瞭な暗色の斑点が入り頬部に暗色の斑点が
4個~5個入る事、体側面に大小の茶褐色の斑紋が縦列状に並び、体側面
中央の斑紋の上には黄色斑紋が乗る事や、胸鰭は透明色にて基部近くに
白色の斑紋が入る事などが特徴です。
また第1背鰭の棘は伸張しない事や、頬部に3列以上の橙色の斜線状の
斑点が入らない事などで同属の多種との識別が可能です。


ヒメシノビハゼ 学名 C.feroculus
撮影 2004年11月:サイパン島 B29 水深-10m 大きさ約50mm
近似種の ヒメシノビハゼ は第1背鰭の第1棘が糸状に伸張する事などで区別が
可能です。


オビシノビハゼ 学名 C.aurocingulus
撮影 2006年10月:パラオ バベルダオブ島 水深-8m 大きさ約50mm
近似種の オビシノビハゼ は頭部と体側面の背側に黒色の鞍状の斑紋が入る事や、
腹部に黄色の短い横線が複数入る事などて区別が可能です。


ホホスジシノビハゼ 学名 C.maculosus
撮影 2006年3月:奄美大島 倉崎海岸 水深-12m 大きさ約50mm
近似種の ホホスジシノビハゼ は胸鰭の白色の斑紋が丸くなく線状である事や、
頬部に3列以上の橙色の斜線状の斑点が走る事などで区別が可能です。


シノビハゼ属の1種 学名 C.formosa
撮影 2014年9月:フィリピン セブ島 水深-9m 大きさ約50mm
国内では観察されていない本種は、第1背鰭の棘は伸張しない事や頬部に
3列以上の橙色の斜線状の斑点が走らない事、各斑紋の上に黄色の斑紋が
入らない事などで区別が可能です。

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