ハナミノカサゴ

フサカサゴ科



撮影 2013年10月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-16m 大きさ約70mm

10月1日から 2ヶ月間に渡り紀伊大島須江の内浦ビーチで観察してきた生物の報告を
続けさせて頂きました。
まだ紹介出来ていない生物も多いのですが本日をもって内浦ビーチ特集は終了させて
いただき、明日からは色んな海で観察してきた生物報告をさせて頂こうと思います。


撮影 2008年10月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-10m 大きさ約100mm


撮影 2007年10月:静岡県大瀬崎 柵下 水深-20m 大きさ約50mm


撮影 2008年11月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-8m 大きさ約300mm

ハナミノカサゴ  学名 Pterois volitans
 スズキ目 / カサゴ亜目 / フサカサゴ科 / ミノカサゴ属
英名 Common Lionfish
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、千葉県~九州南岸・屋久島の太平洋沿岸、富山県~
    九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、琉球列島、台湾、東インド洋~太平洋など

水深が 2m~175mの岩礁域や珊瑚礁域に生息しております。
背鰭は13棘10~11軟条、臀鰭は3棘6~7軟条、胸鰭は14~15軟条、腹鰭は1棘5軟条、
胸鰭の鰭膜は長く胸鰭軟条の先端付近にまで達します。
また吻端と鼻孔、眼上部には各1対、涙骨の下縁に2対、主鰓蓋骨後下縁に1対の色彩や
大きさが変異に富む皮弁が有ります。
体地色は白色にて体側面に20数本の茶褐色の太さの異なる横帯が不規則に入り、背鰭や
臀鰭、尾鰭の軟条には目立つ黒色斑が散在します。

近似種の ミノカサゴ は、背鰭や臀鰭、尾鰭の軟条に黒色斑がない事や、茶褐色の横帯が
腹面にまで達していない事などで識別が可能です。

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