ミミック・オクトパス

マダコ科


目的の オキスズメダイ の婚姻色を観察しようとエントリーして移動中にガイドの
285さんがスレートに書かれた 「ミミックですね」の文字。

ホームの紀伊大島須江の内浦ビーチにて多くの方に目撃されているにも関わらず、
自分はどれだけ探してみても 毎回 ホワイトV ( これはこれで珍しい生物ですが )
しか見つけられず。そんなとても憧れていた生物に遠く離れた沖縄本島で会えました。
自分自身は大昔にパラオで見て以来の2度目の観察ですが、その時は一瞬にして砂に
潜られてしまって眼しか撮せませんでした。

なお今回の撮影時に持っていたカメラのレンズは105mmマクロレンズ、大きく腕を
広げた姿の撮影は難しくほとんどコンデジカメラにて、光の当たってない写真ですみません。





こんな感じでカレイに擬態して行きます。

騙せないと思うと別の姿に変身します。



今度は大型のシャコ類に擬態してます。

ミミック・オクトパス  学名 Thaumoctopus mimicus
 八腕形目 / マダコ科 / Thaumoctopus属
撮影 2014年4月:沖縄本島 レッドビーチ 水深-6m 大きさ頭長約50mm
英名 Mimic Octopus、Zebra Octopusなど
生息域 伊豆半島以南 ~ 琉球列島、西部太平洋域など。

珊瑚礁域の内湾の湾奥、水深が15m以深の泥砂底や泥底に生息しており、日中は
砂底に隠れ住んでいて、夜間になると水底に出てきて捕食活動を行います。
他の生物類に擬態しカモフラージュする事により敵対生物からの攻撃を回避して
おります。
胴部は小さいが腕を広げた大きさは最大で600mmほどになります。
本来の体色は明茶褐色ですが、擬態を行時は白色と暗褐色の縞模様になります。

捕食者から自らを擬態する事で守る事をベイツ型擬態と呼ばれていおりますが、
本種は15種類以上の複数種にベイツ型擬態を行う事が判明されてます。


撮影 2008年11月:パラオ GP3 水深-18m 大きさ不明
これが初めて本種に出会えたパラオでの画像です。

マンツーでガイドしていただいてたガイドさんより自分が先に見つけたので、
「止まって」ってサインを送りましたがアサヒガニを見つけ逃げるアサヒガニを
追って本種に近づき泥砂底に引っ込ませてしまいました。
その事に焦ったガイドさん直ぐに引っ込んだ泥砂底に手を突っ込んだと思ったら
水中でも聞こえる声で「痛~っ!!」。
あの時も楽しかったよね 拓ちゃん

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