ネンブツダイ

テンジクダイ科

本種は内浦ビーチにかなりの数で群れておりますが、群れ写真を撮ってませんでした。


若魚:撮影 2010年2月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-5m 大きさ約50mm


幼魚:撮影 2009年2月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-10m 大きさ約20mm


ナイトの幼魚:撮影 2012年2月:紀伊大島須江 白野ビーチ 水深-8m 大きさ約20mm


成魚:撮影 2009年6月:紀伊大島須江 ナギザキ 水深-10m 大きさ約70mm


口内保育:撮影 2012年8月:静岡県井田 水深-12m 大きさ約70mm

ネンブツダイ  学名 Ostorhinchus semilineatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属
英名 Half-lined cardinalfish
生息域 山形県~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、青森県~九州南岸の
    太平洋沿岸、慶良間諸島、宮古島、朝鮮半島南岸、済州島、台湾、
    南沙諸島、フィリピン諸島、グアム島、インドネシアなど

岩礁域の内湾や湾口などの水深が3m~100m辺りに、複数匹から大きな群れを
成して生息しておりますが、産卵期にはペアになり群れを離れて遊泳する様に
なります。
体地色は光沢のある明茶色にて、吻端から背部の第2背鰭基底部の中ほどあたり
まで伸びる1本と、吻端から眼の上を通り鰓蓋まで伸びる1本のそれぞれ黒色の
縦帯が入り、第1背鰭の上端が黒色に染まり尾柄部に黒色の斑紋が入る事などが
特徴です。
近似種の クロホシイシモチ は体側面の縦縞が無い事や、頭に一対の黒斑がある
事などで識別が可能です。

産卵後、雄による口内保育などを終えた後に再び同じ夫婦でペアを作り抱卵を
するなど、テンジクダイ科の多くがそうですが子作りに対して魚類の中では
珍しく一夫一婦制です。

コメント