オグロトラギス

トラギス科


撮影 2016年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-8m 大きさ約70mm

オグロトラギス  学名 Parapercis pacifica (旧 P.polyophtalma)
 スズキ目 / トラギス科 / トラギス属
英名 Spotted sandperch
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県、愛媛県、高知県、屋久島、琉球列島、
           台湾、フィリピン諸島、インドネシア、フィジー諸島など

珊瑚礁域にて浅い水深の砂磯底や礁砂底に生息しており、甲殻類や多毛類などの
底生動物を食しております。
体地色は白色にて頭部から背面にかけて黒褐色の小斑点が散在し、腹部に黄色く
縁取られた小さな黒色眼状斑紋が雄は3個前後、雌は6個~7個列状に並びます。
また尾鰭に大きな黒色斑紋が入りその直後に白色小斑紋が入らない事で本種との
同定が可能です。
近似種の ワヌケトラギス P.millepunctata は、尾鰭の黒色斑紋の直後に白色
小斑紋が入る事で識別が可能です。



撮影 2014年4月:沖縄本島 水深-5m 大きさ約120mm

こちらは疑問の個体、腹部には本種の特徴の黄色く縁取られた黒色眼状斑が
入りますが、尾鰭は ワヌケトラギスの特徴の黒色斑紋の直後に白色小斑紋が
入ります。
それ以外の体側面の色彩は本種の色彩なので本種とは思うのですが。


撮影 2011年10月:沖縄本島 水深-8m 大きさ約120mm

そしてこちらは同じ沖縄本島で異なる時期に観察した個体ですが、上記と
同様の尾鰭の色彩でして、疑問が残ります。

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