ヒトスジイシモチ

テンジクダイ科

ここしばらくは内浦ビーチで普通に観察される生物を報告させていただいてますが、
テンジクダイ科の生物は個人的に撮影枚数が多過ぎて整理がなかなか進まないので
ちょっとだけ珍しい、すなわち撮影枚数が少なくて整理が進んでる種を報告させて
いただきます。


撮影 2016年2月ナイト:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ約50mm


撮影 2009年1月ナイト:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-9m 大きさ約60mm


撮影 2013年9月:高知県柏島 水深-16m 大きさ約40mm


撮影 2017年9月:フィリピン・セブ島 水深-9m 大きさ約50mm

ヒトスジイシモチ  学名 Pristiapogon frenatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属
英名 Bridled cardinalfish、Spur-cheek cardinalfish
生息域 三宅島、和歌山県、高知県、奄美諸島以南~インド・太平洋域、
     紅海、東アフリカ、フレンチポリネシアなど。

珊瑚礁域の内湾などの礁湖、礁池の珊瑚群落や岩礁周りなどで単独、もしくは
小数匹の群れを形成して棲息しております。
体地色は薄黄土色から赤みががった銀灰色にて、体側面の吻端から眼を通って
尾柄部まで1本の太い暗褐色の縦帯が伸びており、その縦帯と同じライン上で
尾柄部に大きな黒色の斑紋があるのが特徴です。

近似種の ユカタイシモチ は、第2背鰭の基部に暗色版画有り、尾柄部にある
黒色斑紋が暗褐色の縦帯より上側にあるか、もしくは不鮮明な事などで識別が
可能です。


撮影 2016年2月ナイト:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ約35mm


撮影 2018年1月ナイト:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ約70mm

こちらは共にナイトダイビングでの撮影、テンジクダイ科の多くの種は夜間に
光を当てて観察すると背側に光沢に光る姿が観られますよ。

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