ホウライヒメジ

ヒメジ科

さて本日からは再び内浦ビーチで普通に観察出来る水生生物のご報告を続けさせて
いただきます。


撮影 2011年12月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-9m 大きさ約300mm


撮影 2009年1月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-9m 大きさ約300mm

ホウライヒメジ  学名 Parupeneus ciliatus
 スズキ目 / ヒメジ科 / ウミヒゴイ属
英名 Whitesaddle goatfish
生息域 南日本以南 ~ インド洋、西部太平洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域の藻場や外縁などに生息しており、単独もしくは小規模な群れを
成して行動します。
体型は紡錘形にて尾鰭は二叉しており、下顎には一対の大きな黄色い髭があって、
この髭を使って底生生物を索餌しております。


撮影 2012年11月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-5m 大きさ約120mm

近似種の オキナヒメジ とは、本種は尾柄部の黒色斑が尾柄部の上から体側線より
下まで達しているのに対して、 オキナヒメジ は、体側線まで達しない大きな斑紋を
している事で、識別が可能です。

今回の観察地の紀伊大島須江の内浦では、エントリー&エギジット口から南側方向の
堤防沿いに並ぶゴロタ近辺の大きな岩の上で、本種の成魚がどてっとひと休みをしてる
様な、のんきな姿をよく観察します。
ボ~ッとしてそうな姿に見えるので、思いっきりカメラを近づけてワイドマクロな写真を
撮ろうと試みて近づくと、やっぱり、のそ~っと逃げていきます。
あ~見えてても、決してうたた寝してる訳じゃなさそうですね。

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