アツクチスズメダイ

スズメダイ科


幼魚:撮影 2013年1月:フィリピン マクタン島 水深-50cm 大きさ30mm



幼魚:撮影 2009年1月:パラオ コロール島 水深-5m 大きさ約25mm


撮影 2008年4月:パラオ コロール島 水深-5m 大きさ約60mm

アツクチスズメダイ 学名 Cheiloprion labiatus
 スズキ目 / スズメダイ科 / アツクチスズメダイ属
英名 BigLip damsel
生息域 沖縄諸島以南の琉球列島、尖閣諸島、台湾、東インド洋~西太平洋域など。

珊瑚礁域にて水深が 1m~5mほどの枝状サンゴのミドリイシ類の中や、周辺などに
生息しております。
縄張り意識が極めて強いスズメダイにて、住処としている枝状珊瑚の中に他の魚が
来ると激しい動きで追い払います。
幼魚の体地色は黒色にて、吻端から眼のうえを通って背鰭前方の基部まで届く1本と、
唇から眼のしたを通り鰓辺りまで届く1本、合計2本の蛍光青色の縦線が入り、頬から
鰓にかけて蛍光青色の斑点が散在します。
成魚になると体地色は地味な茶褐色1色に変わり、唇がまくれ上がっている事で本種と
識別が可能です。

本種の幼魚は縄張り意識が強いだけで無く、見つけて撮影しようとカメラを向けると
とんど枝状珊瑚の中に隠れこんでしまい、そこから出たり入ったりを繰り返し非常に
撮りづらいスズメダイの1種です。

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