シュンカンハゼ

ハゼ科


撮影:2006年9月:和歌山県紀伊大島須江 ナギザキ 水深-28m 大きさ約60mm



撮影 2007年年6月:伊豆大島 秋の浜 水深-10m 大きさ約70mm 


撮影 2010年年6月:高知県大月町柏島 後浜 水深-13m 大きさ約70mm 


撮影 2012年年9月:三木浦 ナナコのダボ 水深-16m 大きさ約60mm


撮影 2012年9月:和歌山県串本 串本DP前ビーチ 水深-7m 大きさ甲長約70mm

シュンカンハゼ 学名 Callogobius snelliusi
 スズキ目 / ハゼ科 / オキナワハゼ属 
英名 dusky goby
生息域 伊豆大島、八丈島、千葉県館山~鹿児島県知覧の太平洋沿岸、長崎県香焼、
    香港

珊瑚礁域や岩礁域にて水深が 3m~20mほどの岩壁の隙間近くの砂底や転石下近くの
砂地などで単独にて生息しておりますが、ライトなど明かりを当てるとすぐに近くの
穴奥に素早く引っ込んでしまいます。
但し今まで自分が観察した中で伊豆大島の秋の浜で観察した個体達だけは、ほとんど
逃げる事が無く、意外に思った憶えがあります。
体型は太めでやや長く寸胴型、第1背鰭と第2背鰭の基底部に暗色斑が合計3ヶ所あり、
体地色は茶褐色にて、暗褐色の不規則な斑紋が全身に入ります。

和名の “シュンカン” とは瞬間の意味では無く、平家物語に登場する俊寛さんの
ゆかりの土地で゛サンプリングされたかららしいです。
平家物語では俊寛さんは京都産まれ、後に平家滅亡を目指した戦いで敗れ鹿児島県の
喜界島に流刑され生涯を閉じたと書かれておりますが、京都で本種が生息している
イメージは無いので、喜界島でサンプリングされたと言う事からなんでしょう。

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