ナメラベラ

ベラ科


幼魚:撮影 2012年5月:和歌山県串本町 串本DP前 水深-5m 大きさ約40mm



幼魚:撮影 2016年7月:和歌山県串本町 串本DP前 水深-5m 大きさ約80mm

ナメラベラ 学名 Hologymnosus annulatus
 スズキ目 / ベラ科 / シロタスキベラ属
英名 Ring warasse
生息域 小笠原諸島、八丈島、静岡県富戸(幼魚)、和歌山県串本(幼魚)、高知県柏島、
    愛媛県宇和海、屋久島、琉球列島、南大東島、台湾南部、東・西・南沙群島、
    インド洋~太平洋(ハワイ諸島・イースター島を除く)など。

岩礁域や珊瑚礁域の水深が 5m~20mほど、主に珊瑚礁周辺の砂礫底や
ガレ場が多い場所などに生息しております。
幼魚の頃は比較的浅い水深の砂礫底に単独で、海草片等が漂う姿に似せて
倒立して泳ぎ、 シロタスキベラ はの幼魚と混泳する姿もよく観察されます。

成魚の雄の体地色は緑色にて体側面に薄青紫色の横帯が複数入り、頭部から
顔面には同色の不定型な縦帯模様が入り、雌の鯛地色は薄茶褐色にて下唇が
黒い事が特徴です。
幼魚の頃は体側面の吻端から眼の上を通り尾鰭の後端までの下半身は黒褐色
にて、上半身は黄褐色ですが成長すると共に黒褐色は薄れていきます。


シロタスキベラ 学名 H.doliatus
幼魚:撮影 2015年4月:フィリピン マクタン島 水深-5m 大きさ約30mm
幼魚の頃の近似種の シロタスキベラ は体側面に白色の横帯が入る事などで
区別が可能です。

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