カミナリイカ

コウイカ科


撮影 2012年12月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-18m 大きさ約300mm

さて本日の生物は、自分にとっては小学生の頃に冬の季節の月夜に父と一緒に
夜釣りで捕獲していた生物、当時の名前は「モンゴウイカ」。
釣ってきた後に冷蔵庫の中で様々な色彩に変化するのを観たくて、冷蔵庫を
開けては母に「用もないのに冷蔵庫は開けない」と叱られていた思い出が。

「モンゴウイカ」の無い今でも奥さんから「冷蔵庫の扉は必要以上に大きく
開けない」と叱られてます。

カミナリイカ  学名 Sepia lycidas
 コウイカ目 / コウイカ科 / コウイカ属
英名 Kisslip cuttlefish
生息域 房総半島以南 ~ 九州、朝鮮半島南部、東シナ海、南シナ海など

水深が60m ~ 100mぐらいに生息しておりますが、春~初夏にかけて産卵の為に
沿岸に近づいてきます。
胴の長さは300mmぐらいまで成長する大型のイカにて、雄の外套膜背面に唇型の
特徴的な斑紋があり雌にも同様にありますが不鮮明です。
触腕の吸盤は同じ大きさで8列並んでおり小型の吸盤は200個以上もあり、触腕の
泳膜は短く、貝殻は卵形で棘は鋭く内円錐は深く凹みます。

いつも最初に見つけた時はこんな感じで砂底にどてっと横たわっていて、脅威を
感じると最初の写真の様にホバリングを始めます。






撮影 2015年6月:高知県柏島 水深-8m 大きさ胴部300mmぐらい

こちらは産卵シーンです。
残念ながら交接した後の様でして、興奮しながら並んで泳いでいたと思っていたら
交接するのではなく直ぐに雌が大きな珊瑚瓦礫の下に卵を産み付けてました。

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