イラモツノテッポウエビ

テッポウエビ科


撮影 2011年5月:高知県大月町柏島 後浜 水深-9m 大きさ約10mm



撮影 2011年7月:和歌山県串本町 串本DP前 水深-5m 大きさ約10mm

イラモツノテッポウエビ 学名 Synalpheus Sp
 十脚目 / コエビ下目 / テッポウエビ科 / ツノテッポウエビ属
生息域 和歌山県、高知県、屋久島、琉球列島、インドネシアなど。

岩礁域や珊瑚礁域にて浅い水深に生息する毒性の強いクラゲの仲間の イラモ
ホストとしてホストの奥深くに単独もしくはペアで生息しております。
体色は全身に渡って鮮赤色にて頭胸甲の眼の基部から後部にかけて半透明の白色の
太い横帯が入り、左右で大きさが異なる鋏脚の掌部の基部にも半透明の白色の太い
横帯が入り指部は半透明の白色にて、眼は黄色です。
本種を観察するにはホストの イラモ に刺激を与えないと本種は外に出て来ない
為、ホストの刺胞毒が水中に浮遊してしまいます。
当然、皮膚に刺胞毒が付着する為に撮影後には手首とか首などに強い痛みとかゆみが
1週間~10日間ほど続きます。





撮影 2011年7月:和歌山県串本町 串本DP前 水深-5m 大きさ約15mm
こちらは同じホストで観察された黄色の個体ですが、本種が学名が付いて
いない種とはいえ、撮影後10年以上経過した現時点でも Webで検索しても
本種の黄色の個体は見当たりません。
単に黄変個体なのか、別種なのか不明な個体です。


イラモ 学名 Stephanoscyphus racemosus
 カンムリクラゲ目 / エフイラクラゲ科
撮影 2010年8月:和歌山県串本町 串本DP前 水深-5m
こちらが イラモです。

平常はこんな感じですが、指示棒で触るなど刺激を与えると

こんな感じで刺胞毒を水中に浮遊させます。
うっかり素手で触ったりしてしまうと

こうなります。

接触してから10日後、かゆみと痛みは続きます。

接触してから3週間後、やっと治りかけてきました。

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