カスザメ

カスザメ科




撮影 2008年1月:2010年1月:2011年2月:2012年2月:
 全て 和歌山県紀伊大島須江 白野 水深-5m 大きさ約700mm~約1000mm

カスザメ 学名 Squatina japonica
 カスザメ目 / カスザメ科 / カスザメ属
英名 Japanese Angelshark
生息域 北海道日本海沿岸、岩手県~九州南岸の太平洋・日本海・東シナ海沿岸、
    瀬戸内海、沖縄諸島、朝鮮半島全沿岸、黄海、中国東シナ海沿岸、台湾など

沿岸の水深が約 5m~200mほどの岩礁近くの砂底や砂泥底にて
普段は砂底に半分ほど潜っていて頭上を通る魚類を捕食します。
体形はエイ類に似ていて扁平の形状にて、胸鰭の外側はほぼ直角で
前縁は大きく切れ込んでおり、円筒形の鼻孔から伸びる髭は先端が
わずかに広がり、やや房状になったり、平滑であったりします。
また眼隔域はくぼみ、吻上、両眼や両噴水孔の間、背中線に沿って
小さな棘が分布しております。
体色は鈍い灰色にて、背面には黒褐色の暗色斑および白色斑が密集
しており、2つでひと組の暗色赤褐色斑が頭の付け根から腹鰭の位置
まで並びます。






撮影 2017年2月:和歌山県紀伊大島須江 白野 水深-5m 大きさ約700mm

毎年1月~3月の季節に撮影地の白野ビーチでナイトダイビングをしていると、
運が良ければトウゴロウイワシ や、キビナゴ の産卵行動が観察できますが、
それらを捕獲する本種や他種の生態行動も観察ができますよ。

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