ヒガンフグ

フグ科


撮影 2012年1月:和歌山県紀伊大島須江 白野 水深-5m 大きさ約300mm


撮影 2008年1月:和歌山県紀伊大島須江 内浦 水深-18m 大きさ約300mm



幼魚:撮影 2014年4月:兵庫県竹野町竹野海岸 水深-3m 大きさ約60mm


幼魚:撮影 2011年4月:富山県滑川市滑川海岸 水深-7m 大きさ約40mm

ヒガンフグ 学名 Takifugu pardalis
 フグ目 / フグ科 / トラフグ属
英名 Panther Puffer
生息域 北海道南西部~九州南岸の太平洋沿岸、北海道~九州南岸の日本海・
    東シナ海沿岸、瀬戸内海、朝鮮半島全沿岸、済州島、黄海など

水深が30mほどまでの沿岸の岩礁域や砂底、砂泥底などにて日中は砂底などに
半身ほど潜って隠れており、夜になると活発に活動します。
体色は黄褐色や赤褐色、茶褐色などにて背面全体に丸い黒色斑が散在して
おり、体の表面は小突起で覆われております。
背鰭や胸鰭、臀鰭は濃赤褐色にて、尾鰭は黒色です。
また精巣は弱毒ですが皮膚や腸は強毒、肝臓と卵巣は猛毒ですが筋肉は無毒
だそうです。

因みに本種は水産業に携わる人たちの間では最も美味しいフグと言われている
らしく、高価な トラフグ より遙かに安く食べられるフグとして知られている
そうで、和名は本種が春のお彼岸の頃に接岸してきて産卵することから
付けられたそうです。

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