ゼータサルハゼ

ハゼ科

再開第2回目は自分が最も多く潜水したダイビングポイントからの観察報告。
最後に潜水したのは2018年1月ですが、このビーチだけで419本潜水しております。

ゼータサルハゼ 学名 Oxyurichthys Sp
 スズキ目 / ハゼ科 / サルハゼ属
撮影 2013年10月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-23m 大きさ約70mm 
英名 Dusky sleepergoby、Blackspot mudgobyなど
生息域 伊豆半島、和歌山県、西表島、パラオ、インドネシア等の西部太平洋域など

内湾の水深が18m~54mほどの砂泥底に巣穴を作り、巣穴の上を単独でホバリングを
して生息しております。
体型は細長く側編した円筒形にて吻は丸く突出しております。
体色は白色にて体側面には茶褐色の大小様々な斑紋が散在し、第1背鰭の後部に明瞭な
大きな黒色の斑紋が入る事や、腹鰭には縦状の縞模様が入ります。
各図鑑等書籍や各WEbサイトで調べる限り、腹鰭に横縞模様が入る個体も本種として
紹介されておりますが雌雄の違いなのか、それとも別種や亜種の違いなのか今後の
研究者によるご尽力に期待する限りです。

因みに種小名の zeta とはラテン語で「最後」という意味らしいですが、まだまだ
サルハゼ属の未記載種は居ると思います。

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