昨日、一昨日と当観察報告を目にされ魚に詳しい方なら想像されたと思いますが、
その通り本日の生物は昨日と一昨日の交雑種です。
撮影 2016年11月:高知県柏島 水深-20m 大きさ約150mm
撮影 2012年3月:高知県柏島 水深-20m 大きさ約100mm
撮影 2014年7月:高知県柏島 水深-25m 大きさ約150mm
撮影 2014年8月:高知県柏島 水深-5m 大きさ約80mm
アカネキンチャクダイ
学名 Chaetodontoplus chrysocephalus
スズキ目 / キンチャクダイ科 / キンチャクダイ属
英名 Orangeface angelfish
生息域 千葉県館山湾以南 ~ 愛媛県愛南町の太平洋岸、台湾、東インド諸島など。
水深が15m~25mほどの潮通しの良い岩礁域や珊瑚礁域に生息しております。
頭頂部から鰓蓋の後ろあたりを通り腹鰭の基部あたりまで黄色の地色にて、水色の
不規則な形状の細い帯が入り、後部は黒色の地色にて水色の不規則な形状の細い
帯が入ります。
ただしこれらの色彩は個体差が多く様々な色彩のバリエーションが観察されます。
これらの要因は本種はキンチャクダイとキヘリキンチャクダイの交雑種で有ることが
分子生物学的検証にて判明しており、両種の色彩の特徴の出具合による物と
思われます。
撮影 2016年4月:高知県柏島 水深-20m
こんな感じで交接してしまうんでしょうね。
撮影 2016年11月:高知県柏島 水深-20m
こんな風にそろって遊泳している姿も観察されます。
昨日、一昨日とキンチャクダイとキヘリキンチャクダイの幼魚の画像も掲載させて
頂きましたが、本種の幼魚には残念ながらまだ出会えおりませんので紹介できず
誠に申し訳ございません。
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