フルセゼブラヤドカリ

フルセゼブラヤドカリ　学名 Pylopaguropsis furusei
　十脚目 / ヤドカリ下目 / ヤドカリ科 / ゼブラヤドカリ属
撮影　2010年7月：高知県大月町柏島 後浜　水深-20ｍ　大きさ約20ｍｍ
生息域　小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島～高知県など。

珊瑚礁域外縁や岩礁域の水深10ｍ前後からやや深めの水深の岩穴奥、洞窟内、
壁穴や亀裂、転石の下など暗い場所に生息しております。
右の鋏脚は、左の鋏脚より大きく腕節と掌部には縦列に小さな突起が並びます。
また右の鋏脚は長節から腕節の中間辺りまでは橙色にて、それより先端は
肌色、左の鋏脚と各歩脚は橙色です。
眼柄部は黄色にて第1触覚は透明感のある紫色です。

撮影　2011年2月：フィリピン マクタン島　水深-8ｍ　大きさ約30ｍｍ
こちらはマクタン島で観察した本種の近似種です。
国内で観察される本種と比較して右の鋏脚の長節と腕節の色彩が異なりますが、
それ以外の色彩は全て同じですので、ひょっとしたら本種のローカルタイプ
なのか、それとも亜種とか別種なのか？
とりあえず参考として掲載させていただきます。