キイロハギの幼魚

ニザダイ科

ここ数日間、地味な色彩の生物の報告が続いておりましたが、久しぶりに明るい
色彩の生物の報告です。


キイロハギの幼魚  学名 Zebrasoma flavescens
 スズキ目 / ニザダイ科 / ヒレナガハギ属
撮影 2015年11月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-4m 大きさ約30mm
英名 Yellow tang
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島以南
                 ~ 琉球列島、インド洋、太平洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域にて単独ねもしくは複数匹で生息しており、幼魚の頃は浅い水深の
ミドリイシ類の珊瑚の合間に単独でいる姿が観察されます。
背鰭と臀鰭は長くて大きく広がり体色と全ての鰭が黄色にて、幼魚の頃は体側面の
胸鰭より後方に暗色がかった黄色の横帯が複数本入りますが、成魚に成長すると薄れ
細点が全身に散在する模様に変わり、尾柄部に白色の棘が有り身を守ります。

キイロハギの幼魚

ゴマハギ の幼魚

幼魚の頃は ゴマハギ の幼魚と似ておりますが、ゴマハギ の幼魚の虹彩は暗色である
ことに対して本種の眼の虹彩は黄色いことで識別が可能です。

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