セグロサンゴヤドカリ

ヤドカリ科

本日は内浦ビーチの深場でデコを出してしまった後、減圧のお供をしてくれる
ヤドカリの紹介です。
本種はきれいめのサンゴヤドカリ属でも浅い水深に生息してますので探すのも
楽ちんですよ。>




撮影 2012年~2018年:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-4m~6m 

セグロサンゴヤドカリ 学名 Calcinus gaimardii
 十脚目 / ヤドカリ下目 / ヤドカリ科 / サンゴヤドカリ属
英名 Gaimard’s hermitcrab
生息域 房総半島以南 ~ 西、中、南部太平洋域、インド洋など。

岩礁域や珊瑚礁域にて潮間帯から10m位までの水深の転石の上や、石塊や岩の隙間
などに生息しております。
歩脚はオレンジ色もしくは濃茶色にて、先端部近くは白色をしており先端は黒色。
鋏脚は濃茶褐色、触角はオレンジ色、眼柄部は濃茶褐色にて中央部分がオレンジ色を
しており先端部と眼は青色です。
前甲の前方が暗色な事から ” セグロ ” の和名が付けられており、前甲の後方は
淡灰色です。


撮影 2012年4月:フィリピン マクタン島 水深-5m 大きさ不明 ( 鋏脚は約10mm )

内裏ビーチではほとんどテーブル珊瑚類の上にいるのを見かけますが本種も柏島では
背景が綺麗なところに生息しがちです。
誰かが持ってきてるんですかね。




撮影 2010年~2014年:柏島 後浜 水深-5m~6m

近年まで同種とされていた、近似種の クリイロサンゴヤドカリ は、眼柄の中央部が
青色をしていることで識別が可能です。

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