クロシマホンヤドカリ 学名 Pagurus nigrivittatus
十脚目 / ヤドカリ下目 / ホンヤドカリ科 / ホンヤドカリ属
撮影 2011年12月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-3m 大きさ:宿貝の
穴の直径約15mm
生息域 房総半島以南の太平洋岸 ~ 琉球列島など
岩礁域の浅い水深の岩塊の上や、岩壁の隙間などに生息しております。
ホストにはレイシガイダマシなどのアクキガイ科の巻貝が多く見られ、第1触角の
先端は橙色、鋏脚や歩脚の各節に3~4本の黒褐色の縦縞模様が入り、それぞれ
長毛が生えております。
鋏脚は右側が大きく、掌部にはとげ状の順粒が列生してます。
本種は近年まで アカシマホンヤドカリ Pagurus pilosipes の弱齢体とされており
ましたが、2003年の駒井先生の論文により従来の名称は別種であり、本種は
本名称に改訂されました。
従って古い図鑑などには、本種を アカシマホンヤドカリ と紹介されておりますので、
識別の時にはご注意願います。
コメント