本日のアポゴンは国内では西表島の水深50m~60mでしか観察報告が無い種です。
消えてしまった観察報告に2017年2月に記載させて頂きましたが、5年たった今でも
誰も Webに掲載されていない様で、まぁよっぽどのアポゴン好きでも無い限り
そんな深くまで潜って撮影しないでしょうね。
でも今回は西表島で撮影する事に比べたら、ずいぶんと楽々な深度の撮影でした。
と言っても40m近い深度ですが。
拓ちゃん、アポゴンマンデイ復活できたよ~♪
ニセフタスジイシモチ 学名 Ostorhinchus franssedai
スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属
撮影 2017年2月 フィリピン ナルスアン島 水深-39m 大きさ約40mm
英名 FaintBanded Cardinalfish
生息域 西表島、フィリピン、インドネシア、ミクロネシアなど
珊瑚礁域外縁のドロップオフ、洞窟や岩棚の下で少数匹の群れを成して岩壁や
それらに根付く珊瑚類の近くを遊泳しております。
外国の図鑑や文献では水深13m~40mに生息と書かれてますが、自分の体験では
過去にそんな浅い水深で観察した記憶はありません。
体地色は透明色にて吻端から眼の上を通り尾柄部まで淡い濃茶色の帯が入り、
その上下にも吻端から淡い濃茶色の帯が上半身に不鮮明に入り、尾柄部に白く
縁取られた大きな黒色斑紋が入ります。
第1背鰭と腹鰭は黄色、その他の各鰭は透明です。
ともかく本種は上下左右に不規則な起動で動く動く、しかも静止しません。
水深が水深だけに実に難しい撮影でした。
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