ムーンスポッテッド・シュリンプゴビー

ハゼ科



撮影 2016年9月:フィリピン・マクタン島 水深-9m 大きさ約40mm  



撮影 2012年4月:フィリピン・マクタン島 水深-8m 大きさ約40mm



撮影 2007年2月:パラオ・コロール島 水深-9m 大きさ約40mm 

ムーンスポッテッド・シュリンプゴビー 学名 Vanderhorstia nannai
 スズキ目 / ハゼ科 / ヤツシハゼ属 
英名 Moon-spotted shrimpgoby、Nannai shrimpgoby など
生息域 パラオ、フィリピン、インドネシアなど

水深が 5m~10mほどの内湾の湾口から中程の泥底や砂泥底にテッポウエビ類と共生し
単独、もしくはペアを成してホバリングして生息しております。
体地色は透明に近い白銀色にて、体側面には鮮やかな水色の輪で縁取られた橙色の斑紋が
縦列に2列並びますが、肉眼ではこの水色の輪は判りづらく、角度を付けてストロボ光の
つよい明かりを当てる事によって浮かび上がります。
第1背鰭や、胸鰭、腹鰭、尾鰭などは透明色にて、第一背鰭の第3~第4棘が伸長します。
また第2背鰭と腹鰭も透明色ですが、鰭膜に薄いピンク色の大きな帯が入ります。

本種はまだパラオとフィリピン、インドネシアからしか観察報告がされていない種にて、
自分が観察出来たパラオとフィリピンのポイントは共に直ぐに水底の軟砂が舞い上がる
ニゴニゴ環境でした。

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