シノビハゼ属の1種 学名 Ctenogobiops formosa
スズキ目 / ハゼ科 / シノビハゼ属
撮影 2014年9月:フィリピン・セブ島 水深-9m 大きさ約40mm~50mm
英名 不明
生息域 台湾、フィリピンなど
内湾の中ほどから湾奥の水深が 9m~12mほどの珊瑚礁域の礁池や礁湖、礁原等の
砂底や礫砂底、砂泥底でテッポウエビ類と単独もしくはペアで共生しています。
体地色は白色にて、頬部に暗褐色の短い縦帯が入りその上にさらに短い暗褐色の
縦帯が入ります。
体側面には大小の茶褐色の斑紋が縦列状に3列並び、下の斑紋は体側面の中央辺りに
並び最も大きい斑紋となり、胸鰭は透明色ですが基部近くに白色の斑紋が入ります。
また第1背鰭の棘は伸張しない、頬部に3列以上の橙色の斜線状の斑点が走らない、
各斑紋の上に黄色の斑紋が入らない事などで同属の多種との識別が可能です。
シノビハゼ 学名 C.pomastictus
撮影 2006年3月:奄美大島 倉崎海岸 水深-12m 大きさ約50mm
近似種の シノビハゼ は頬部に暗褐色の斑点が複数個入ることや、体側面の茶褐色の
斑紋の上に黄色の斑紋が入る事などで区別が可能です。
ヒメシノビハゼ 学名 C.feroculus
撮影 2004年11月:サイパン島 B29 水深-10m 大きさ約50mm
近似種の ヒメシノビハゼ は本種に最も似ておりますが、第1背鰭の第1棘が糸状に
伸張する事などで区別が可能です。
オビシノビハゼ 学名 C.aurocingulus
撮影 2006年10月:パラオ バベルダオブ島 水深-8m 大きさ約40mm
近似種の オビシノビハゼ は頭部と体側面の背側に黒色の鞍状の斑紋が入る事や、
腹部に黄色の短い横線が複数入る事などて区別が可能です。
ホホスジシノビハゼ 学名 C.maculosus
撮影 2006年3月:奄美大島 倉崎海岸 水深-12m 大きさ約50mm
近似種の ホホスジシノビハゼ は胸鰭の白色の斑紋が丸くなく線状である事や、
頬部に3列以上の橙色の斜線状の斑点が走る事などで区別が可能です。
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