ハゲブダイ

ブダイ科



撮影 2016年9月:フィリピン・ナルスアン島 水深-8m 大きさ約300mm


雌:撮影 2016年9月:フィリピン・ナルスアン島 水深-8m 大きさ約200mm



幼魚:撮影 2006年10月:パラオ・コロール島 水深-5m 大きさ約35mm

ハゲブダイ  学名 Chlorurus sordidus
 スズキ目 / ブダイ科 / ハゲブダイ属 
英名 Daisy Parrotfish
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、駿河湾以南 ~ 屋久島、琉球列島、台湾、香港、
    インド洋~太平洋域など。

珊瑚礁域や岩礁域にて、浅い水深の礁池から珊瑚礁外縁の潮通しの良い礁斜面などに
生息しており、岩や珊瑚に付いている藻類を中心に食していて、夜間は岩礁や珊瑚の
隙間などで粘液性のまゆを作り睡眠します。
また幼魚の頃はごく浅い潮だまり等でも観察されます。

頭部は丸くてこぶ状にはならず、雄の体地色は青緑色にて体側面の鰓分の後方から
尾柄部にかけて赤みがかった薄茶黄色に染まり、腹部に青色から緑色の縦帯が1本から
3本入ります。
また両目は太いピンク色の帯で繋がり、眼の後方に2本の太いピンク色の縦帯が
入ります。
雌型の体地色は灰褐色から茶褐色にて、尾柄部より後方は白色に染まり尾鰭には
暗褐色の大きな斑斑が入りますが、本種の分布域は広域に及ぶ事より雌雄ともに
色彩には変異が多くあります。

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