ヒメオニオコゼ 学名 Inimicus didactylus
スズキ目 / カサゴ亜目 / オニオコゼ科 / オニオコゼ属
撮影 2015年1月:フィリピン・マクタン島 水深-12m 大きさ約120mm
英名 Spiny Devilfish
生息域 沖縄諸島以南の琉球列島、台湾、西太平洋(シンガポール~ニューカレドニア、
オーストラリアは北岸・北西岸のみ)、アンダマン海など。
島嶼周辺の水深 5m~80mの砂底や砂泥底、岩礁域の砂底などにて目と口だけを
外に出して砂中に身を潜めております。
背鰭の棘は15棘から17棘にて鰭膜は背鰭基底深くまで切れ込んでおり、胸鰭の
軟条の内、下部の2本は長く遊離している事などが特徴です。
体色は頭部から背部にかけては白色にて腹部は暗褐色、大きな胸鰭の内側は基部は
淡色にて幅広い暗色が広がり、淡色の帯が続き緑辺は白色の斑紋が散在する暗色です。
本種の背鰭の棘はゴム底の靴を貫通するほど頑丈にて、刺されると痺れやめまい、
呼吸困難や意識喪失を伴うことがあるほどの毒性があり、アナフィラキシーショック
により重篤な症状に陥る可能性があり、国内での死亡例も数件あるほどです。
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