アマミスズメダイ

スズメダイ科

本種の幼魚は、毎年5月初旬から7月初旬頃にかけて観察できます。
自分の潜水活動エリアでは初夏の季節、そろそろドライスーツが陸上で暑いなと
感じ始めた頃に現れてくれる生物。
毎年本種を観察し始めると、夏を感じ始めます。



撮影 2013年5月:柏島 水深-5m 写真上と中:大きさ約25mm、下:大きさ約20mm


撮影 2012年5月:串本 住崎 水深-18m 大きさ約30mm


撮影 2013年5月:柏島 水深-16m 大きさ約40mm

アマミスズメダイ  学名 Chromis chrysura
スズキ目 / スズメダイ科 / スズメダイ属

撮影 2013年5月:串本 住崎 水深-18m 大きさ25mmぐらい
英名 Stoutbody chromis
生息域 南日本~台湾、西インド諸島、モーリシャス、フィジーなど

水深が5m~30mぐらいの岩礁域や珊瑚礁域等で観察が出来、成魚は群れを
形成して生息しておりますが、幼魚の頃は群れは作らず、単独で珊瑚や岩等の
隙間に隠れたりしながら生息しております

成魚の体色は黒褐色にて、背鰭の軟条部と臀鰭の後部を結ぶ位置より後ろは
淡色にて、シコクスズメダイの成魚と非常に良く似ておりますが、本種の方が
体高が高く鱗が粗めで良く目立つことや、背鰭の軟条数が本種は14本~15本
ですが、シコクスズメダイは12本~13本である事等で識別が可能です。

また幼魚の頃の体地色は黒みがかった鶯色にて、各鰭の縁と、頭にV字型に
蛍光ブルーの色彩が入り、ひと目で本種と識別が出来ます。

残念なことに成魚の写真は1枚も撮っておりませんでした。

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