幼魚;撮影 2013年5月:高知県大月町柏島 ラスベガス 水深-9m 大きさ約20mm
幼魚;撮影 2013年5月:和歌山県串本町 住崎 水深-16m 大きさ約20mm
タキベラ 学名 Bodianus perditio
スズキ目 / ベラ科 / タキベラ属
英名 Goldspot hogfish
生息域 小笠原諸島、硫黄島、伊豆諸島、静岡県土肥、和歌山県串本・南部、
高知県柏島、屋久島、琉球列島、南大東島、台湾、東沙群島、
南アフリカナタール~モーリシャス(南半球)、オーストラリア東岸~
バヌアツ、ツアモツ諸島など。
岩礁域や珊瑚礁域の比較的に深い水深の潮通しの良い所に生息しておりますが、
幼魚の頃は浅い水深の根の周り岩陰などで観察できます。
幼魚の頃の体地色は黄色がかった橙色にて体側面の中央に背鰭から尻鰭まで
繋がる白色の太い横帯が入り、その後部の背鰭と臀鰭にそれぞれ大きな黒色の
班紋が入る事などが特徴です。
成長すると体地色は赤褐色に変化していき、白色の太い横帯は下側から薄れて
いきやがて大きな白色の班紋となり、臀鰭の黒色の班紋は消滅し背鰭の黒色の
斑紋も薄れていきます。
また成魚では体側面の前半部に多数の黄色の班点が散在します。
本種も毎年5月~6月頃に、串本や柏島で観察できる幼魚のひとつです。
800mm程の大きさまで成長した成魚が冬の季節に雄1匹に対し雌が複数匹の
ハーレム状態で産卵行動を行い、その頃に生まれた卵が成長してこの時期に
串本や柏島で幼魚の姿が観察できます。
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